防災用語 た行

大規模火災(だいきぼかさい)

広い範囲にわたる火災で、多くの死傷者が予想されるもの。災害時などに起こる。

耐震基準(たいしんきじゅん)

建築物などを設計するときに、最低限度の耐震能力があることを保証する基準。

耐震性(たいしんせい)

建築物などが地震に耐えられる度合い。

台風(たいふう)

熱帯低気圧のうち、最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に達したもの。

台風の進路は太平洋高気圧の勢力による影響を受け、7月8月は日本海側、9月から11月は太平洋側を進む傾向にある。台風による風は進路方向の右側で強く吹くため、進路予想図を見て備えることが重要。

タイムライン

災害にあったときに、いつ、誰が、何をするかを想定して時系列でまとめた行動の計画書。

行政や防災関係機関の連携のために作られるほか、個人の行動を考える「マイ・タイムライン」もある。

炊き出し(たきだし)

料理やそのほかの食料を無償で提供すること。災害が起きた時には避難所などで行われる。

注意報

災害が起こるおそれがあることを注意する予報。

気象(大雨、大雪、強風、風雪、雷、濃霧、乾燥、霜、なだれ、融雪、低温、着雪、着氷)、土砂崩れ、高潮、波浪、浸水、洪水といった種類があり、その原因となる現象によって、土砂崩れ注意報は大雨注意報・なだれ注意報・融雪注意報に、浸水注意報は大雨注意報または融雪注意報に含めて発表される。

有効期間はその注意報の解除が発表されるか、新たな注意報が発表されるまで。

津波(つなみ)

地震や火山の噴火などによる海底地形の急激な変動によって生じる海水の波。

伝わる速度が非常に早く、場合によっては大きな被害をもたらす。

津波避難ビル(つなみひなんびる)

津波が発生したときに近くにいる人が緊急で避難できる施設。

堤外地(ていがいち)

堤防を境としたときに、堤防より川側の土地のこと。

堤内地(ていないち)

堤防を境としたときに、堤防より居住地側にある土地のこと。

堤防により河川の氾濫から守られている住宅地や農地など。

特別警報(とくべつけいほう)

予想される現象が特に異常なため、重大な災害の起こるおそれが著しく大きいことを示して行う警報。

気象(大雨、大雪、暴風、暴風雪)、土砂崩れ、高潮、波浪の特別警報があり、土砂崩れ特別警報は大雨特別警報に含めて発表される。

都市型水害(としがたすいがい)

地面の大半がコンクリートやアスファルトで覆われている都市特有の水害。大量の雨水が下水道や河川に流れ込むために起こる。

土砂災害危険箇所マップ(どしゃさいがいきけんかしょまっぷ)

土砂災害が発生する可能性のある地域を示した地図。

土のう(どのう)

水害を防ぐために布袋の中に土砂を入れて使う土木資材のこと。

トリアージ

多くのけが人・病人が同時に発生した場合に治療の優先順位を決定すること。傷病者の緊急度や重傷度に応じて適切な処置や搬送をするために行われる。