防災用語 さ行

災害拠点病院(さいがいきょてんびょういん)

災害が発生したときに地域医療の要となり、重症患者への医療を中心となって行う病院。

24時間いつでも緊急対応できることや災害派遣医療チーム(DMAT)を保有していることなどの指定要件があり、都道府県の承認を得て厚生労働省が指定する。

災害ボランティア(さいがいぼらんてぃあ)

災害が発生したときに復旧や復興を助ける人。

災害用伝言ダイヤル(さいがいようでんごんだいやる)

災害が起きたとき、被災地の電話番号をキーにして安否などの情報を音声で残すことができるサービス。

「171」をダイヤルし、音声案内のとおりに操作することで伝言を録音したり、録音された伝言を確認したりできる。

在宅避難(ざいたくひなん)

災害で自宅に被害がなく、津波や浸水・火災などの危険がない場合に自宅で避難をすること。

自助(じじょ)

他人の力を借りることなく、自分や家族の身を守ること。

集中豪雨(しゅうちゅうごうう)

同じ場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。

重大な土砂災害や浸水などを引き起こす。

初期消火(しょきしょうか)

出火があったとき、初めに行う消火作業のこと。

火が天井に届くほど大きくなった時には、消火をあきらめて逃げることも大切。

震災遺構(しんさいいこう)

地震による災害で壊れた建物など、災害の記憶や教訓を伝える構造物。

浸水(しんすい)

住宅地や農地が水につかること。大雨で側溝や下水の排水能力を超えると、浸水による被害(浸水害)が起きる。

水位到達情報(すいいとうたつじょうほう)

国土交通大臣や都道府県知事が指定する河川の水位の状況を伝える情報。

「避難判断水位」「氾濫注意(警戒)水位」「氾濫危険水位(特別警戒水位)」への到達に関する情報や、氾濫の発生を知らせる情報などのこと。

生活再建(せいかつさいけん)

災害で生活を壊されてしまった人が暮らしを立て直すこと。

線状降水帯(せんじょうこうすいたい)

線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域。

組織化した積乱雲が数時間にわたって同じ場所を通過または停滞することで発生する。

側溝(そっこう)

道路の脇に設けられた排水するための溝。